Serapias lingua
Serapias lingua L.

セラピアス・リンガ(学名:Serapias lingua)は、地中海沿岸のオランダ、スペイン、イタリア、ギリシャ、北アフリカなどに分布するラン科セラピアス属の植物です。舌状の特徴的な唇弁を持つことから「舌ラン」として知られています。
Description
セラピアス・リンガは、直径15〜25ミリメートルの花を2〜9個咲かせる多年草です。根茎に2〜5個の球形または卵形の塊根を持ち、茎は10〜25cmの高さで、基部に緑色の斑点のない鞘を持ちます。花序は伸びたスパイク状で、花とほぼ同じ長さの紫色の苞を持ちます。外側の花弁は卵状披針形で、先が尖り、紫または紫色、まれに白または緑色の斑点があります。内側の花弁は外側のものよりやや短く、唇弁は他の花弁の2倍の長さで、基部に単一の黒い隆起を持ちます。側部の裂片は丸く、暗紫色で、ガレア(花冠の一部)に隠れています。上唇部は卵状披針形で、先が尖り、基部が細まり、紫から赤色、まれに黄色または白色になります。
Habitat
セラピアス・リンガは、湿った草地、沼地、海岸の砂地など、湿潤な環境を好む植物です。特に地中海性気候の地域で見られ、春〜夏にかけて開花します。
Cultivation
栽培する際には、排水の良い湿潤な土壌を好みます。日当たりの良い場所で育てると良いですが、乾燥に弱いため、定期的な水やりが必要です。塊根を植える際に、根茎の発達に注意して、適切な間隔で植えると生育が良いです。
Uses
セラピアス・リンガは主に観賞用として栽培される植物です。その特徴的な花形と色は、ガーデニングや園芸に適しており、自然風景の一部として楽しむことができます。また、地中海沿岸の自然生態系において、昆虫の蜜源となる役割も果たしています。
Distribution
Portugal Continental · Belgium · Flemish Region · Albania · Algeria · Baleares · Corse · East Aegean Is. · France · Great Britain · Greece · Italy · Kriti · Libya · Morocco · Portugal · Sardegna · Sicilia · Spain · Tunisia · Turkey · Yugoslavia
Synonyms
Orchis linguaSerapias lingua var. oxyglottisSerapiastrum linguaHelleborine linguaDamasonium lingua